庶務課、経理課、医事課、用度・施設課、情報システム課及び診療情報管理課より構成され、健全な経営の実現と病院機能の円滑な運営の確立を目指した能率的な業務の遂行に努めております。
庶務課は現在7名で活動しております。内訳は課長を含め常勤5名、非常勤2名となっており、非常勤の1名は病院で発生するトラブルに対応するため警察のOBが勤務しております。また、委託職員として、清掃業務、電話交換業務、保育所の運営、寮の管理業務の方が、日々病院運営にご協力いただいております。
庶務課の職務内容は多岐に渡り、病院全般に関するものでは、公印の管理、文書の収受・発送、訴訟、防災対策、院内の清掃、廃棄物処理、患者さんの搬送業務、拾得物の管理などを行い、職員に関係するものでは、採用・退職、給与計算、労務管理、福利厚生、社会保険の加入脱退、宿舎の管理などを行っており、あまり患者さんとは接する機会がありませんが、病院の縁の下の力持ち的な業務を担っております。
経理課は、月々の病院の損益を計算する経営的な仕事や給与の支払い、果ては公衆電話料金の回収など金額の大きいものから小さいものまで、主にお金に関わる業務について幅広く取り扱っています。
なかなか表舞台に立つことはないですが、経理の仕事は一つの数字の間違いが職員の皆さんや経営の方向性などいろいろなところに影響を与えてしまうため、経理課の仕事は「合っていて当然」という心構えで業務を遂行しております。そのため、緊張感とそれ以上の信頼感を得ることのできる非常にやりがいのある仕事です。
外来業務
入院業務
その他業務
医事課は窓口業務をはじめ病院の顔として患者さんと最初に接する部署なので重要な役割を担っています。
診療費算定業務とは医師、看護師、コメディカル等が行った診療行為を診療費として算出する業務です。 保険制度や医療費についてなど幅広い知識を必要とする専門性の高い業務となります。
保険請求業務では患者さんの1ヶ月の診療費をレセプト(診療報酬明細書)にまとめ、関係機関へ提出します。 病院の収入に直結するため、正しい診療報酬請求の知識が求められています。
この他にも各種委員会や各診療科のチーム医療に参加したり、診療実績といった病院経営のために必要な資料の作成 や分析、報告を行っています。
用度係では、主に病院運営で必要な医療機器、備品、医療材料、消耗品等の物品調達を行う部署になります。 また、それに付随する修理、保守、賃貸借等の契約に関することなどを行っています。
医療材料や消耗品、医薬品等の支出金額が病院収入に占める割合はとても大きく、システムを活用したり、委員会を開催し関係部署と連携してコスト削減活動を行います。
施設係では、工事及び営繕に関することや、上下水道、電気、ガス設備等の管理に関すること、その他施設の保全及び管理に関することを24時間365日行っています。
また、ベッド、車いす等備品の修理や、施設等の軽微な修繕も施設係で行っています。
情報システム課は、医療情報システムの中核となる電子カルテシステムの管理・運用、ハードウェアの保守・故障対応の業務を担っており、医師や看護師などの職員が円滑な診療を行えるよう業務に努めております。
また、院内のインターネット環境の整備を行い、情報セキュリティに関しても担当しております。
診療情報管理課は、診療により発生した診療記録と情報を管理する部署です。1患者1ID番号で管理・保管を行っております。
主な業務内容は、診療記録の質的監査・量的監査、国際疾病分類によるコーディング、診療記録(紙媒体)の管理、画像の取り込み、全国がん登録、DPCデータ作成・提出を行っております。
診療情報管理士が中心となり、診療記録から様々な情報を読み取り、システムへの登録・統計を行うことで、医師やその他医療従事者、そして患者さんにとって有効な情報源となるよう、日々努めています。